2013年3月9日土曜日

世界最古の貴重な文化財「名乗り」



 出典:篤姫を生んだ鹿児島こそ
    スメル八千年帝国の理想郷だった
   『言語復原史学会:加治木義博』
    KKロングセラーズ
    82頁

 「4章 邪馬壹国の守護が嶋津家の任務

 《世界最古の貴重な文化財「名乗り」
 「世界最古の貴重な文化財「名乗り」


 これは後で詳しくお話するが、

 こうした「名乗り」こそ、

 我が国がどんなに古い歴史をもつ、

 偉大な国だったかを証明する、

 世界最古の貴重な文化財だったのである。

 また私の本業の国史では、

 『古事記』『日本書紀』に書かれた天皇以下、

 大半の名が、この伝統による「名乗り」である。

 だからそれらを「個人名」扱いしてきた過去の

 『記・紀』学説は全部がとんでもない間違いに気付かずにいるのである。

 その結果どんなことになっているか?

 同じ名乗りをもっている人は、幾人いても一人に見える。

 そのため別の時代の、全く別の事件が一つの事件とされている。

 在来の国史の扱い方では、× × 世紀とか、× × 時代とかいって、

 その間に登場する人物の数も少ないから、

 数十年、数百年という時間のへだたった人々 の行為が、

 一人の人の事跡として、ひとまとめにされてしまっているのである。

 その例は、

 神武(じんむ)天皇である。

 この天皇は

 「日子穂穂手見(ひこほほでみ)の命(みこと)・

  彦日日出見(ひこほほでみ)の尊(みこと)」

 という名乗りを持っているが、

 同じ名の人は『古事記』に、

 「高千穂の宮に五百八十年いた」と書いてあり、

 その子の中に神武天皇が挙げてあるから、

 父と子として扱われている。

 誰が見ても親子ではあっても、

 同一人物ではないことは完全にわかることである。


 《スメル(シュメール)文明
 「スメル(シュメール)文明

 《パーリ語辞典
 「パーリ語辞典

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