2013年3月10日日曜日
『記・紀』には[神話」はない。目的は中国人に読ませる外交宣伝文書
出典:篤姫を生んだ鹿児島こそ
スメル八千年帝国の理想郷だった
『言語復原史学会:加治木義博』
KKロングセラーズ
83~84頁
「4章 邪馬壹国の守護が嶋津家の任務」
《『記・紀』には[神話」はない。目的は中国人に読ませる外交宣伝文書》
「『記・紀』には[神話」はない。目的は中国人に読ませる外交宣伝文書」
こうしたことが確認できたお陰で、さまざまな謎が解けてきた。
ありもしない「邪馬台国」の、
従って、その国にいるはずのない
「女王・卑弥呼」などという馬鹿げた表現をして、
彼女が奈良にいたなどというとんでもない誤解が完全に一掃され、
我が国の建国史の真相がすべて正しく理解できたので、
今では謎は全然残っていない。
これは二章でもふれたし、
近く別の本でお読みいただけると楽しみにしているが、
嶋津という姓も勝手に自称したものではなく、
人類文明最古の、非常な古代からの習慣だった
「名乗り」から生まれた「由緒あるもの」なのである。
これで『記・紀』の神話と呼ばれてきたものは、
決して「いいかげんな作り話の神話」ではなく、
生きた人々の貴重な史実が、崩れたり、下手につなぎ合わされたり、
脚色されたりして、現実離れした変な話に見えるだけで、
真実は私たちの先祖たちが、実際に体験した尊い歴史記録だったことが、
明瞭に理解できたのである。
しかし、『記・紀』の冒頭につけ加えられた天地創造の部分は、
中国などからの借り物で、もちろんその部分は「歴史」ではない。
それは『記・紀』がなぜ編集されたかを考えればわかる。
『記・紀』は、全部、漢文で書いてある。
中国人に読ませるための外交宣伝文書というのが、
第一の目的だったのである。
それは当時の我が国の国民が、
どれだけ漢文を読む教育を受けていたか、考えてみればわかる。
高位高官に昇っていてもサインだけしかできない貴族ばかりだった時代である。
国民向けに漢文で「国史」を書いてみても何にもならない。
ところが中国の人々は、自国が「文字の国」だと誇りにして、
我が国の使者や留学生を見下している。
帰国者は必ずその無念さを語る。
天皇以下それを残念に思わない者はいなかった。
その思いが、我が国が文化国家だと知らせることのできるもの、
国家としては必需品である「国史」を
まず作ろうという動機になったのである。
世界共通の問題である天地創造は、
読ませる相手である中国人のよく知っているものでないと
また野蛮人扱いされるから、
中国で信じられている説を採用して書き、
続けて、我が国の建国に功労のあった人々の名前などを
ヒントにした名を「神名」として並べて、国史の冒頭を飾った。
これが編集に当たっての天皇たちの合議の真相である。
その証拠は『古事記』が筆頭に挙げた
「天(あめ)の御中主(みなかぬし)神」である。
これは「御・ミ、中・チュウ、主・ヌシ、神・シン」。
南九州語式に読むと、「ミチノウシン=道の大人(うし)の」となり、
垂仁天皇の恩人で皇后・氷羽洲比売(ひばすひめ)の
父の名「美知(みち)の宇斯の(うしん)」と
一字・一音違わずにぴったり一致する。
もっとも、
この名はヒンヅゥー教の最高の神である
ビシュヌウの名を沖縄・大隅語化したもので、
「道の大人(うし)」がインド・ギリシャ系の王であったことを示している。
《スメル(シュメール)文明》
「スメル(シュメール)文明」
《パーリ語辞典》
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