2013年3月21日木曜日
八俣(やまた)の大蛇(おろち)も八幡の大神
出典:篤姫を生んだ鹿児島こそ
スメル八千年帝国の理想郷だった
『言語復原史学会:加治木義博』
KKロングセラーズ
102~103頁
「5章 一気に解けた、謎の天皇家の出身」
《八俣(やまた)の大蛇(おろち)も八幡の大神》
「八俣(やまた)の大蛇(おろち)も八幡の大神」
篤姫の嶋津家が、八幡領を荒らす者を討ち、
その代償として嶋津之庄として領地を分け合った正八幡とは、
もとは神功皇后と応神天皇の皇居であり、
皇大神宮にも劣らぬ信仰と遺跡を伝える組織で、
租税の徴収権をもっていて当然だったのである。
それが乱世になって、暴力に手も足も出なくなって頼ったのが、
武力の持ち主であって、頼朝が征夷大将軍の権力を与えられて、
八幡宮の税収も回復し確保できたという関係に
あったことがおわかりいただけたと思う。
それにしては嶋津家側の収税額が多過ぎる感があるが、
それが当時の実力とものの考え方を示しているのである。
和銅期の政府はなぜこんなことが必要だったか?
理由は次をお読みいただくと、簡単におわかりになる。
八幡はヤバタとも読める。
馬の発音はバともマとも読める。
これは日本語には鼻をつまんだような鼻濁音方言もあって、
八幡は様々に発音され、様々に聞こえる。
その一つがヤマタである。
だから「八俣の大蛇」というのは、八幡の大神のことなのだ。
「大神」は、沖縄や南九州では、
大=オオは「ウ」。
神=ジンは「チヌ」だからウチヌ、
これは標準語になおせば「ウチの=内の・宇治の」と受けとられるし、
沖縄式にウチナと発音すれば「沖縄(うちなー)」と受けとられる。
だから沖縄は大神が語源で、
その大神は天照大神を意味したり、
女神アテナを意味したりしている。
それは漢字で阿手名(あてな)王と書くと、
阿には可(か)の発音もあるから「カテナウ」と読まれる、
だから今の嘉手納になってしまったのだ。
八幡の大神にも同じことが起こって、
「ヤマタのウチン=八俣の大蛇の」という表現が派生した。
スサノオのミコトは、八幡の大神を斬り殺したのである。
これは史実ではあるが、
八幡信仰が重要な国家経済の根幹になっていた当時、
その最大の信仰対象を、「斬り殺されたヘビ」と決定してしまっては、
余りにも人心を乱し過ぎる、
と恐れた政府官僚の意見が通って、
「好字に変えよ」という命令が出されたと考えられるのである。
《スメル(シュメール)文明》
「スメル(シュメール)文明」
《パーリ語辞典》
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