2013年4月5日金曜日

卑弥呼夫妻の名乗り



 出典:篤姫を生んだ鹿児島こそ
    スメル八千年帝国の理想郷だった
   『言語復原史学会:加治木義博』
    KKロングセラーズ
    128頁

 「5章 一気に解けた、謎の天皇家の出身

 《卑弥呼夫妻の名乗り
 「卑弥呼夫妻の名乗り

 

  〈名乗り〉 〈方言発言〉  〈文献上の名〉

 A 天稚彦   アマヌチビク 天若日子テンジャクヒコ(天竺彦)てんじく

 B 天日槍(矛) アマンシボコ 泄謨觚シボコ 

 C 尼卑弥呼  アマノヒビコ 神功皇后

 Aの天稚彦と天日槍は『日本書紀』、天若日子と天日矛は『古事記』、

  泄謨觚・柄渠觚は『魏書倭人章』が使っている当て字である。

 その『日本書紀』の当て字を方言で読むと、

 Aは沖縄語、

 Bは大隅語、

 Cは標準語だとわかる。

 次は文献上の名を見ると、

 天若日子(テンジャクヒコ)は天竺彦(てんじく)への当て字で、

 天竺の皇子=日子=ソナカを指していることがわかるから、

 これは『古事記』の方が正しく、

 『日本書紀』は若の字を稚に変えたために

 本当の意味がわからなくなっている。

 息長と気長の問題とは逆になって、

 今度は『日本書紀』を責めなければならない。

 その息長=ソナカは、神功皇后がソナカの妻になってからの名乗りだが、

 前の比較表をみると、

 天稚彦も天日槍(矛)もあまり意味のない符号的な名に過ぎないが、

 それが卑弥呼の尼卑弥呼と完全に共通している。

 そして彼女だけが女性で、尼と呼ぶに相応しいから、

 他はそれを天の字に置き換えたことが見てとれる。

 こうなると、この三つの名は、本来はCだけ実在したが、

 その夫を表現するために、尼を天に変えて作り上げた名だったとわかる。

 《スメル(シュメール)文明
 「スメル(シュメール)文明

 《パーリ語辞典
 「パーリ語辞典

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 『言語復原史学会:画像』 
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