2013年5月10日金曜日

天の逆鉾(さかほこ)もカディキウス



 出典:篤姫を生んだ鹿児島こそ
    スメル八千年帝国の理想郷だった
   『言語復原史学会:加治木義博』
    KKロングセラーズ
    188~189頁

 「9章 ギリシャ文明の象徴「カディキウス」

 《天の逆鉾(さかほこ)もカディキウス
 「天の逆鉾(さかほこ)もカディキウス

 
 私(加治木義博)は、太平洋戦争が終わったとき、

 鹿児島県にいたので、近くの霧島神宮にお詣りして、

 引き揚げてくる友人たちの無事を祈った後、

 その背後に聳える霧島の高千穂の峰に登った。

 郭公(カッコウ)の勇ましい鳴き声を聞きながら登り着くと、

 山頂に石囲みがあって砂利が敷きつめてある中心に、

 青銅製の太い杖のようなものが立ててあった。

 地上に見えている部分は1.5メートルぐらいで、

 太さは径20センチくらいに見えた。

 幾らか傾いているので真っ直ぐ立てようとしたが、

 重くて深く入っているようで動かなかった。

 それでよく見ると、

 上のほうは太刀の柄の形をしており

 鍔の部分に左右に突起物がある。

 その形は天狗の鼻になっていて、

 一般の天狗の面の鼻とは違い、

 先が細くなっているのだ。

 その根元も鼻をかたどっているし、

 眼も彫ってある。

 間違いなく天狗の顔ではあるが、

 後世の天狗のイメージではない。

 それが背中合わせに左右に彫られているので、

 剣の形は十の字になっているのである。

 これはまさしくカディキウスなのだ。

 しかも最も重要なことは、

 その長い鼻は、まさしく天狗の鼻そのものである。

 猿田彦は古来、天狗の容貌と姿で表現されてきた。

 天狗に類するイメージをもったものは、

 タイの聖獣ガルーダを始め、

 東南アジア一帯に濃く分布しているが、

 それらはインド文化の子孫だとわかっている。

 またガルーダの羽根もカジキウスの羽の子孫だということになると、

 ガルーダ自身が、カディキウスそのものだったと気付くのである。

 それは今も、擬人化されながら人々を導く象徴神として、

 広くインドから東南アジア、中国の一部にまで分布して、

 信仰を集めているのである。

 これが我が国古代の南九州の支配者・猿田彦として、

 天孫の降臨を出迎えたのである。

 「図」加治木は古代の大商工業の中心地だった

    球磨川沿:霧島・栗野・人吉・久七峠・大口・水俣


    薩摩半島:川内・鹿児島・笠沙・加世田・知覧・地林島・開聞岳

    大隈半島:加治木・隼人・大根占

 「写真」トルコ・カッパドキア遺跡で発見された壁画

 「図」知恵の神ヘルメスが手に持つ杖「カディキウス」

 天の逆鉾

 《スメル(シュメール)文明
 「スメル(シュメール)文明

 《パーリ語辞典
 「パーリ語辞典

 『参考』
 『言語復原史学会:Web』
 『言語復原史学会:画像』 
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