2013年2月19日火曜日

金印が立証した我が国の正しい国名



 出典:篤姫を生んだ鹿児島こそ
    スメル八千年帝国の理想郷だった
   『言語復原史学会:加治木義博』
    KKロングセラーズ
    41~42頁

 「2章 八千年の歴史をもつ薩摩、そして日本

 《金印が立証した我が国の正しい国名
 「金印が立証した我が国の正しい国名


 それを少し説明してみよう。

 「倭」はウワイだった。

 「人」の字は我が国では「ト」と読む場合が多い。

 『魏書』の『韓章』に、

 中国の秦(シン)からの移民が多いが、

 その発音は漢と異なっていて、

 人のことを「徒」というと書いてある。

 日本人と韓国人はもともと同じ国民だったから、

 人を「ト」というのは秦の発音だったのである。

 しかし「ト」と「ド」は違う。

 これは後世の訛りである。

 それは公平に発音を正確に、問違えないように写した、

 規則の厳重な中国の皇帝の出した証拠品があるからである。

 それはよく御存知の、

 福岡の志賀の島で発見された「金印」である。

 そこには宛名に、

 [委奴]国王と彫ってある。

 これを在来の無知な人たちは「ワノナノ」と読んできたが、

 委は倭のニンべンがないだけで、倭と同じ発音「ウワイ」である。

 「奴」は奴隷の「ド」だから「ウワイド」と書いていて、

 当時のこちらの国名を、ほぼ正確に表現しているのである。

 「バ」が「ワ」になっているのは、

 私たち日本人自身も、

 「何々は……」と書いて、「何々ワ」と発音している。

 だから中国人が耳で聴いたのは「ウワイド」だったのである。

 しかし、まだ「いゃ、あれは漢の倭(ワ)の奴(ナ)の国王と読むのだ」

 と思っている人もあるかもしれないので、念のためお話すると、

 福岡に「奴国(ノマ)」が出現したのは、

 金印が贈られた紀元57年から200年近く経ってから、

 壹與(いちよ)女王=第二の神功皇后、

 と共に攻めこんできて卑弥呼=第一の神功皇后の死後、

 伊都国の隣にできたのであって、

 それ以前は種子島の野間でしかなかった小国で、

 とても漢の皇帝がごく限定された大国の皇帝にしか

 贈らなかった金印の国名ではありえない。

 ウバイドのほうはまだまだ大量に証拠がある。

 この本は、その論文ではないから少しだけにしておくが、

 我が国の王者として、これを当然名乗った人びとを挙げておく。

  聖徳太子 厩戸の皇子 馬 ウマ 大馬(ウバ)(コマは小馬)

       大馬Ya戸(ウバイド) 上人 ウワヒト

       ウワイト 上宮太子 ウワツミヤ 倭都宮(ウワイト)

  天武天皇 大海人皇子 大(ウ) 海(ハイ) 人(ト) 

       ウワイトと訛るのは大隈語

  国名としては倭伊都 ウワイト 上井 ウワイ 

            宇和島 ウワシマ 倭之国(ウワシマ)

 これだけの歴史の重みをもった「委奴」の発音がわからず、

 正しく読めない人達が、ただ自分に注目させようと、

 この金印はニセモノだと書いた本も出ている。

 しかしそれなら、

 その徳川時代のニセモノ作り師は、

 現代の大学教授たち以上の大変な大学者だった、

 ということになる。

 なぜなら現在でも気付いた人の少ない、

 ウバイドへの正確な当て字を、

 漢字の発音の時代による変化など、

 考えもしない旧幕時代に、熟知していて、

 間違いなく正しく彫ったということになるからである。


 《スメル(シュメール)文明
 「スメル(シュメール)文明

 《パーリ語辞典
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 『言語復原史学会:Web』
 『言語復原史学会:画像』 
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