2013年6月8日土曜日
御臺所篤姫誕生の前哨戦、栄翁の姻戚政略
出典:篤姫を生んだ鹿児島こそ
スメル八千年帝国の理想郷だった
『言語復原史学会:加治木義博』
KKロングセラーズ
247~248頁
「13章 篤姫を生んだ血と歴史と環境」
《御臺所篤姫誕生の前哨戦、栄翁の姻戚政略》
「御臺所篤姫誕生の前哨戦、栄翁の姻戚政略」
宮尾さんは、こう書いている。
「栄翁は、おおぜいの子女を全国大名と縁組させ、
ために一門勢力をのばしたが、
ざっと数えてみても長女が豊前中津十万石の奥平家に嫁ぎ、
二女は将軍夫人、
三女が大垣十万石の戸田家へ、
四女桑名十万石の松平家、
六女郡山十五万石の柳沢家、
七女は水野甲斐守夫人、
また二男は長女の嫁いだ奥平家の養子となり、
九男は福岡五十二万石の養子で黒田美濃守長博、
その弟は奥州八戸二万石のこれも養子で南部遠江守信順、
とこれだけ拡がっている。」
その婚礼費用だけでも莫大だったのは当然だ。
それは今の結婚費用などとケタ違いの出費だったのである。
当時の大名の、
「輿入れの道具については、
二代将軍秀忠の五女和子が後水尾天皇の女御として入内したとき、
調度品三百七十八荷という豪華さがいまだに語り伝えられており、
また質においては三代将軍家光の長女
千代姫が尾州へ嫁ぐ際の、初音の調度と呼ばれる諸道具が名高いが」
という記述もある。
こういう前例があったから、
斉彬が篤姫の輿入れ調度品の調達を西郷に命じたときも、
「かような調度品を直々に見ることは能うまいが。
何はともあれ当代随一の職人に、
心魂こめたものを作らせるように、その方、裁量せよ。
金子に糸目をつける必要はない。
於篤の一屑身が狭くないよう、
くれぐれも配慮して万端調えてくれよ」と命じたのであった。
重豪の場合は将軍の義父、御臺所の父、諸大名の父、老中の義父といった
体面をたもつためにも、
単に婚姻費用だけでなく巨額の経費が必要だったことはすぐわかる。
ではこの巨額の負債はどう決済されたのだろうか?
《スメル(シュメール)文明》
「スメル(シュメール)文明」
《パーリ語辞典》
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