2013年6月15日土曜日

いまこそ役立てよう、偉大な文化財『篤姫』の教訓


 出典:篤姫を生んだ鹿児島こそ
    スメル八千年帝国の理想郷だった
   『言語復原史学会:加治木義博』
    KKロングセラーズ
    262~264頁

 「終章 今こそ、この尊い人類の遣産を役立たせる時

 《いまこそ役立てよう、偉大な文化財『篤姫』の教訓》 
 「いまこそ役立てよう、偉大な文化財『篤姫』の教訓


 篤姫は、

 その極端な地位ゆえに、

 かつて人間が体験した心理的難問の中でも類をみない、

 希な葛藤に襲われて、それに耐えに耐えて苦悩し、善処し続けた。

 本来の使命だった斉彬の命に背き、

 嫁いだ夫の家を潰すに等しい行為で、

 身につけた理想とは全く相反する決断を相次いで要求されたが、

 世人の批判を決然と無視して決行する他ない非情な選択を誤ることなく、

 ついに最後まで貫き通した。

 彼女が希にみる恐るべき知性の持主だったことを見落としては、

 彼女を語る資格はない。
 
 私(加治木義博)は、篤姫の強さには及ばないことも自覚しながら、

 篤姫の先導に従って、

 私が知っている真相をお話しすることにしたのである。

 いま彼女の写真をみると、

 その辛苦が身心に刻みこまれているのが見てとれる。

 それは美衣を着て堂々としてはいるが、

 「美女」とか名門といった基準しか頭にない人には理解できない

 「歴史の重さと陰影」とを、ありありと見せ、

 「老い」にも似た疲労の影が、深刻に焼きついているのが見える。

 世界史にも希な徳川三百年の平和の永続。

 それを生み出した背景に深くメスを入れて、

 改めて日本人とは何か?

 と見つめ直し、三百年の平穏がなぜ、

 どのように崩壊したかを活写して、

 子供にもわかるように描き直したのが、

 NHK の大河ドラマ『篤姫』である。

 それは、私たち日本人に問いかける「深刻なクイズ」であり、

 人類史の頂点に立ちながら、CO2 さえ処理できず、

 破滅に向かって引き摺られるほかない愚かな現代人類に、

 内憂外患こもごも起こった暗黒の幕末の困難な事態を乗り切った、

 貴重な体験として役立てることのできる教訓に満ちた

 「希にみる巨大な文化財」なのである。

 この尊い遺産を、

 今こそ最大限に役立てねばならないのだ。

 本書は、篤姫が生まれあわせた幕末と、

 それを生み出した我が国の歴史と、

 特に幕藩体制とは何だったのかを、

 図鑑としてご覧に入れることができないかと思って企画した。

 画像はどんな名文よりもわかりやすく

 正しく真実を伝えるからである。

 原作やドラマには、できないことをして、

 少しでもお助けして、明日の日本と世界を、

 皆様が、篤姫のように守っていただきたい。

 ご家族や仲良しの皆様との話題として、

 永く永くご活用いただきたいと、

 心からお願い申し上げる。

 「写真」弟に最高位を追われた女王。

     スサノオのために天の岩戸に隠れた天照と、

     弟のように扱った家茂に政権を委ねた篤姫の思いが、

     テンショウの発音に込められているのを見過ごしてはならない。

     (徳川記念財団蔵)

 《スメル(シュメール)文明
 「スメル(シュメール)文明

 《パーリ語辞典
 「パーリ語辞典

 『参考』
 『言語復原史学会:Web』
 『言語復原史学会:画像』 
 『言語復原史学会:画像』

 『My ブログ』
 古代メソポタミア
 歴史徒然
 ウワイト(倭人):大学講義録
 ウワイト(倭人)大学院講義録 
 オリエント歴史回廊(遷都)
 古代史つれづれ 
 古代史の画像
 ネット歴史塾
 古代史ブログ講座
 ネット歴史塾
 ひねもす徒然なるままに    
 「終日歴史徒然雑記」
 「古代史キーワード検索」

 『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP』事務局長:金原政敏         

 《参考》
 世界史年表・地図
 日本史年表・地図
 古代史年表・地図
 オリエント史年表・地図
 メソポタミア史年表・地図
 大シリア史年表・地図
 小アジア史年表・地図
 ペルシア史年表・地図
 イラン史年表・地図
 インド史年表・地図
 西アジア史年表・地図
 "南アジア史年表・地図
 中央アジア史年表・地図
 北アジア史年表・地図
 東南アジア史年表・地図
 東アジア史年表・地図
 中国史年表・地図
 朝鮮史年表・地図
 ヨーロッパ史年表・地図
 ギリシア史年表・地図
 エーゲ海史年表・地図
 エジプト史年表・地図
 北アフリカ史年表・地図
 考古学ニュース
 装飾古墳
 古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
 最新の考古学的発掘の方法
 存在価値が問われる我が国の発掘考古学の現状

0 件のコメント:

コメントを投稿